ごあいさつ

皆さまには、平素より三重県信用農業協同組合連合会(JA三重信連)をご利用、お引き立ていただき誠にありがとうございます。
当会は、昭和23年の設立以来、県下JAの信用事業運営を支援するとともに、県内農業の振興ならびに地域の活性化に向けて取り組んでまいりました。
さて、令和6年度の国内経済は、価格転嫁の進展やインバウンド需要の増加で企業収益は改善しましたが、物価上昇への懸念が個人消費を抑制し、景気は緩やかな回復にとどまりました。一方、国内農業においては、異常気象の影響など厳しい状況が続く中、「食料・農業・農村基本法」の改正や「スマート農業技術活用促進法」の施行により、食料安全保障の確保やスマート農業の普及を加速させる取り組みが本格化しました。
このような情勢のもと当会は、食農分野での金融仲介機能のさらなる発揮に向けた取組み、農業・くらし・地域の各分野でのJAバンクの存在感発揮に向けた指導支援等を重点取組事項に掲げた中期経営計画(令和4年度~令和6年度)にもとづき、JAバンクが地域農業や地域振興に貢献するため、金融商品・サービスの提供に注力してまいりました。
また、令和7年4月には当会を取り巻く環境変化を踏まえ、経営理念を改定して本会の役割を明確化するとともに、新中期経営計画(令和7年度~令和9年度)を始動しました。さらに、同年7月には新ビルへの移転を契機に抜本的な組織改革を実施し、JAバンクの未来を切り拓くための一歩を踏み出しました。
今後も、県下JAとともにお客さまの利便性の向上に取り組みながら、県内農業をはじめとする地域産業発展に向けて全力を傾ける所存でございますので、皆さまの一層のご支援・お引き立てを賜りますよう心よりお願い申し上げます。
令和7年7月