ごあいさつ

皆さまには、平素より三重県信用農業協同組合連合会(JA三重信連)をご利用、お引き立ていただき誠にありがとうございます。
当会は、昭和23年の設立以来、県下JAの信用事業運営を支援するとともに、県内農業の振興ならびに地域の活性化に向けて取り組んでまいりました。
さて、令和5年度の国内経済は、物価上昇による実質賃金の低下から消費者マインドの回復ペースは鈍化したものの、コロナ禍からの脱却により経済社会活動の正常化が進み、半導体供給制約の解消やインバウンド需要の回復、商品・サービスの価格改定により企業収益を押し上げたことなどから、景気は緩やかに回復しました。
国内農業においては、生産者の減少や高齢化、耕地面積の減少など生産基盤の縮小が続くなか、生産資材や燃料などのコスト上昇分に応じた価格転嫁が進まず、農業経営を取り巻く環境は厳しさを増しました。一方、先進的な経営体においては、スマート農業の導入による生産性向上に加え、温室効果ガス排出量の削減などの環境負荷軽減に取り組む動きが進展しました。
このような情勢のもと当会は、食農分野での金融仲介機能のさらなる発揮に向けた取組み、農業・くらし・地域の各分野でのJAバンクの存在感発揮に向けた指導支援等を重点取組事項に掲げた中期経営計画(令和4年度~令和6年度)にもとづき、JAバンクが地域農業や地域振興に貢献できるよう、また地域の皆さまからのご信頼にお応えできるよう金融商品・サービスの提供に注力してまいりました。
今後も、県内各地域のJAとともにお客さまの利便性の向上に取り組みながら、県内農業をはじめとする地域産業発展に向けて全力を傾ける所存でございますので、皆さまの一層のご支援・お引き立てを賜りますよう心よりお願い申し上げます。
令和6年7月